MSが委任状争奪戦を検討 米ヤフーは防衛策導入
【ワシントン=渡辺浩生】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は19日、米マイクロソフト(MS)が、買収提案を拒否し続けるインターネットサービス大手ヤフーに対して、現取締役の交代を迫る委任状争奪戦に乗り出す方針を固めたと報じた。ヤフー側は同日、買収防衛策として退職金拡充策を発表。敵対的買収の攻防戦の様相が強まってきた。
委任状争奪戦は、他の株主から議決権行使に必要な委任状を集め、買収に反対する現取締役会の交代を求めるもの。同紙によると、MSは週内にも承認する見通し。
同紙によると、MSが買収提示額を現在の1株当たり31ドルから1ドル引き上げるごとに14億ドルの追加コストが必要なのに比べ、委任状争奪戦は最大3000万ドルと比較的低コストで済む。ヤフーは取締役選任期をずらして意思決定を遅らせる防衛策「取締役期差選任条項」を導入しておらず、委任状争奪戦に弱いことも背景にありそう。
これに対し、ヤフーが決めた新退職金制度は、全従業員が自発的に退職後も給料を最長2年間受け取れる条項を盛り込み、買収後に発動する。
総額446億ドル(約4兆8000億ドル)のMS提案をヤフーは「価値を過小評価している」と拒否。人材流出を招く敵対的買収にMSは消極的との見方もあったが、事態は流動的だ。
やれてしまうビル・ゲイツもビル・ゲイツだけど、Yahooの退職金制度発動もすごいねえ。どんだけ金があるんだ、と。サブプライムローンなんてどこ吹く風、って感じだよね。
|